備忘していて忘却するとか

ブラパ(1)/ 緑のルーペ
ブラパ THE BLACK PARADE(1) (ヤングガンガンコミックス)
 本誌でえらい事になってて衝撃を受けついでに単行本買ってなかったので買った。分厚い。なんだこれ分厚い。2cmある。なにこのお得感。
 あらすじをまとめると、主人公のメガネが中二病全開のヒロインに振り回され九州地方北部の廃工場を冒険するお話。あるあるガキの頃秘密基地とか探検とか好きだったなーというノスタル爺にこうかはばつぐんだ!
 個人的にはヒロインのアレすぎるネーミングセンスや見立てのうまさがツボに入ったのと、主人公の幼なじみの巨人(172cm)が本筋には全く絡まないくせに一話冒頭から思わせぶりアピールしまくるもスルー、その後一話まるまる使って、「雨降ってるし一緒の傘で帰らない?」とか、主人公の事いろいろ聞きたくてモジモジしてみたりとか、ヒロインと仲良いのに嫉妬してジト目してみたりとか、主人公の下の名前呼ぶのにゴクリとツバ飲んでみたり、一緒に帰りたいから寝てるの起こさないでみたり、主人公に下の名前で呼ばれて顔真っ赤にして家に逃げ込んでみたり、そのあとテンパって自室で布団にくるまったり、挙げ句にその状態で主人公の名前言ってみるのに丸ごと1ページ使って余韻でもう1ページ使ったり、次の日また名字で呼ばれてシュンとして軽くヤンデレっぽい独白したりすると言う、モブにまるまる1話とか…んでこの詰め込みクオリティとか…そんなちょっと昨今稀に見る萌え話を展開して悶絶したのでこれ売れて欲しいなぁ。あとバスで主人公の後ろの席に座って背もたれにちょこんと両手置いてるの可愛い、マジ可愛い。なんだこのデカい生き物ヤバいぞ!非実在青少年おそろしい子!


 ヤンガンだしスクエニだし深夜枠でアニメ化してくれないかなぁ。


 以下は既刊ぶんには未収録のネタバレになるので続きにします。
 個人的にはここら辺が前半編で、後半?なのかな、本誌の連載も追ってるけどこのジュブナイル的なワクワク感からだんだんと「そうそう子供は大人になっていくもんですよね」みたいなにがーい現実の話が展開しているんで、作話的にはかなり好みかなぁ、NHKの糞苦いトコだけ抜いたような感じと言うか、不健康な部分を抜いたと言えば良いのか。そういう意味で凄くヤンガン的だと思う。
 因みに本誌ではカラーでヒロインが脱いでた。何を言ってるかわからないとは思うが俺も何がなんだかわからない。とりあえず単行本は白黒だと思うので買おうか悩んでる。割とマジで。