きょうかんがえたこと

 牛を殺して食べるのは可哀想なのか。動物は可哀想で植物は可哀想ではないのか。ということを考えた結果「可哀想だけどおいしいよね!」という辺りが落しどころなのかなぁと思ったのは随分昔だったなぁ。今は基本的にどうでもいいです。いろんな命を平等に扱うなら平等に無価値に扱うのが一番公平なんじゃないかなぁ。とりあえずこの辺で10年くらい止まってるけどこの次の段階ってどっちに行けば良いんでしょうね。
 あと家畜は人間に飼養されることで繁栄しているって意見を結構見た訳だけど、種ベースでの議論って未だに議論する人間のレベルが足りてなくてとても危ういなぁと思った。せめてその概念を扱うならブラインド・ウォッチメイカーくらい読んでから話せば良いのに。「種の繁栄」は結果であって目的じゃないよ。
 こういう種レベルの話をされると、企業と個人の関係性との置き換えが成立するので、あまり賛同したくはない。個の幸せはそれはそれで重要だと思うんだよね、全体との折り合いってのはかなり複雑な問題だと思った。


 あと個人的に、宗教をミームで見立てて、開祖を分岐の原点においたら、どの宗派がチンパンジーで、どの宗派が人間で、これはオランウータン、これはボノボ、みたいに系統図つくる研究ってもの凄く面白そうだなって思いました。