僕の愉快な同僚。

 アレは何かのスタイルじゃないかと思ったとき、「ヒテイミツルギスタイル」という単語が天翔龍閃のように煌めいたような気がしたけどそれは多分気のせい。
 まあそんなわけで今日も一緒にお仕事です。こないだからやってもらってる仕事でわからない部分は自分で調べてくれるのは良いんだけど「君の昔の書類見たけどこんな書類じゃアウトじゃないですかぁ?」とか終わった仕事のアラをほじるのはやめてくれませんか。いや間違ってるのは僕ですが。ぶっちゃけほとんど一人で仕事回してて質も量も両立なんか出来ないから審査通せば良いだろみたいなノリでやってるんで中身に期待しちゃダメだよマジで。……てのは言い訳だね、善処します、すみません。今後審査が厳しくなる可能性もあるから一緒に頑張ろうね!
 今日も、とある経営費用の件で延々「これ間違ってる、アレ間違ってる」と言った挙げ句に「エクセルの計算式が間違ってる!」と有頂天になってたんだけど、あとで「ああこれ合ってる」と普通に間違いを認めていてちょっと感心した。ああ、ミスを認められるんだ。意外だよ。


 個人的には、否定から入るのは2ちゃんとチラシの裏だけにしておきたい僕は結構イラついてますが、多分これは同族嫌悪と言うか「イタかった頃の自分」を目の前に置かれてる不快感なんだろうなと認識しているので割と我慢出来るような、出来なくなったらキレればいいや、みたいなノリで。いいや。というか僕があんなだった頃の嫁の精神的苦痛を思うと土下座もんだなぁと反省する部分のが精神的にしんどいです。そりゃ振られるわ、僕。今度おいしいハーゲンダッツを御馳走してあげないとな。


 もしかして同期だし職位も一緒だし年上だしで、少なからず対抗意識を燃やしてるのかなぁ。僕は今年度末で辞めるから、その熱い情熱で仕事を覚えてくれたら凄く助かるなぁと思いました。