拾ってから理由を考えるな。
とあるところで見かけて盛大に噴いた。
『アホの壁』を読了した私の心に最初に浮かんだのは 「ぼくをみて!ぼくをみて!ぼくのなかのアホがこんなにおおきくなったよ!」 と叫ぶ筒井先生の姿でした。 SMクラブの常連に大会社の重役が多いのと同じで、周囲に追従と諦念の笑みが 増えていくと無性に誰かに叱って欲しくなるのかもしれません。本物の死を間 近に控えタナトスが引き起こす擬似死で予行演習をしているのか、或いは死後 に出会う母親にまた叱られるのを夢みるあまりのフライングなのか。
「周囲に追従と諦念の笑みが増えていくと無性に誰かに叱って欲しくなるのかもしれません。」どこかでそんなアホを見たな、とか思ったけれど、冷静になれば「そんなだから誰もが追従と諦念の笑みを浮かべるのだド阿呆」と言う事なのだな、と気が付いた。だめ、それ以上いけない。