ベストキッドとグーニーズを見た。

 ニコニコ動画でだけどな。ちゃんとDVD買おうか。
 ところでグーニーズ見てて思ったんだが、インディージョーンズネバーエンディングストーリーやスタンドバイミーなんかにもある「ワクワク感」がちゃんと生きてるんだよな。最近見た映画では「ナイトミュージアム」がファンタジーカテゴリーとしての系譜に連なってると思うんだけど、なんかあの頃のワクワク感が感じられないのはなんでなんだぜ?いや、面白かったよ。ここ数年見た映画の中では1番好きだよ。でもなんだろう…なんだこの気持ち。

 ナルニア指輪物語に至ってはガキの頃読んだワクワク感を見事にスポイルされてて吹いた。友人曰く戸田奈津子翻訳の為せる技だと言う事だったけど、そういうもんなのかなあ。いや翻訳者によって面白さが変わる事は良くわかってる。でも正直それだけじゃないと思うんだ。クラバート下敷きにしてなんであんなゴミ生み出すんだよ。その息子は息子だし。もし仮に影との戦いに手を出してたら正気を失ってたかも知れない。ロアルド・ダールはそう思って映画化されたものはほとんど見てない。

 俺らが子供の頃って、もっとなんだろう、未知の世界がいっぱいあったような気がするなあ、無くなりかけてた時期とも言えるのかも知れないけれど。割と普通にUMAなんかがいると思ってたし。それはきっとシーラカンスの発見やその他の生きている化石の情報の蓄積とそれ以前に未開の地、っていうのがまだまだいっぱいあると思ったからなんだろう。実際はカメラクルーが入ってるところが未開な訳はないし、徳川埋蔵金だって…いやアレは本当に夢があったなあ!と思いながら50周年の社史を見たらたかが10年前なのに凄いジェネレーションギャップを覚えたから、俺らはいま確実に未来を生きてんだなあとか思ったり思わなかったり。そりゃワクワク感も無くなるよな…

 言うなればマニトゥの復活阻止や大人同士の欝になる争いとか、塔を登ってシルクハットの神様気取りをバラバラにしたり、テンプレートとしてそれは俺も中2レベルだからそういうの好きだよ、嫌いじゃないんだ。でも。そういうの別にワクワクしないだろ?作品の面白さとは別なんだ。冒険をしないRPGって結構多いよな…

 あと個人的には「オーロラの彼方へ」とか「ファイナルディスティネーション」とかのタイムパラドクスと言うか運命ネタと言うか、その類いの映画と、「IT」とか「グリーンマイル」とか原作知らないけどスティーブンキング系大好きだったりする。