あーそうか。

 「そういえば世の中二病って錬金術の時代から進歩してねえよな」と、言ってしまってから軽く気怠くなった。
 いや文化っつーか人間性?哲学とも言えるのか?随分前のエントリでも言ってた事ではあるのだけど、中世くらい?もっと昔?に思考の枠って完成されてて、その枠を逸脱するのってなかなか見ねーなと思ってたからこの結論には驚くべきところは何もないのだけど。結局そんなもんだよな、外部知識の蓄積は進んでても、その知識を一人の人間に全てインスコして考えさせるって行為は未だに為し得ていない訳だし、積み上げた知恵をそのままパスしてそこから次世代が積み上げる行為はハードの制約上無理な話だしな。むしろ、現段階の完成形に辿り着けた人間なんていねー様な気もするしな。足を引っ張られているのか、自分で棹さして流されているだけなのか、そもそも「それ」がある事を知らないだけなのか、「それ」を求める気がないのか。
 俺は欲しいと思うけどなあ。基本ものぐさだから先人のもったいぶった面倒くさい知恵に触るの凄い嫌なんだけど。ちょっと考えれば地力で辿り着くレベルのものも結構あるし。あの不遜、つーか傲慢?権威ぶった文体でなければもう少し読もうかなって気にもなるもんだと思うんだけど。とにかく詰まんない話にするのがうまいから困る。
 なんかこう妄想の限度枠ってもっと弾けたりしないもんかね。キチの世界に踏み込まない程度で。いやむしろキチの世界にこそ新しい何かが生まれるのか?生まれちゃうのかなあ?


 そういえば何気にクロウリーさんは世界中の宗教に対して恐ろしい事実をぶちまけてたよね。アレ凄い大正解なんだけど、なんでみんなアレについてうまく誤魔化しちゃってるのか凄く気になる。要するにアレもコレもソレもエイワスさんなんでしょ?…個人の妄想なんでしょ?