ええとあれだ。

 「境界線上のリンボ」読了。最期が駆け足と言うか無理矢理と言うか、とても往年のガンガン臭い感じがするなぁ。ああ、否定ではなく肯定的な意味で。有り体な素材から再構築しているので世界観の余白が大きいこともプラスかなあ、2冊での構成だってことも置くとこれくらいで丁度良いかな。あっさり目の手料理な感じで腹八分な感じ。読後感は良好。たぶんそれほど重版はされないので手元に置いておくと10年後くらいに読み返してほっこり出来ると思う。


 ふと、いや全然関係ないんだけど、俺が自分の感覚の伝達において割と味覚を多用するのは何でかなーとか思いつつ、多分実感とかのまごころの現場主義ではないんだろうけど、まあでも馬鹿成りに経験でフォローしていくタイプなんだろうなあと納得しないでもない。たぶん。視覚互換の奴とは相容れないのかもなあと何となく思った。
 「同じものを見ている」とは思わないし、信じないよ。ミギーが言ったことを鵜呑みにする訳じゃないのだけど、視覚の認識は同じではないって思ってる。だから「視座」とか「視界」って表現を使う訳で。でもきっと「同じことを感じる」ことは出来るんじゃないかなあと夢を見ちゃってるから、まあだからなのかな。感覚を口にする訳だよ。


 うん、何を言ってるんだろうね。


 ほんと、何が言いたいんだろうねえ。