テンション下がるなぁ。

 仕事で嫌な事があった時に、愚痴れる相手が欲しいなぁ。それも我侭か。難儀難儀。
 ふとRBBにオマケ漫画があるんだなぁとホクホク読んでて、最後の更新で作者の訃報を知る。…マジっすか、ヘコむ。とりあえず命日はマーキングしておかないとなぁ。とか言ってるうちに俺の携帯のアラームは命日で埋め尽くされるんじゃないかなぁと虚しい気持ちになる。まあ、続きが読みたかった漫画の、そうね、漫画の続きが読めないのは若干、興が冷めるな。とりあえず今知ったのでいま黙祷する。


 なんとなくこう、自分にとって無いものを持ってる人はとても沢山いる訳で、そういう人の訃報を聞くとなんだかモヤモヤすると言うか、そういう人が死んで、何で俺生きちゃってんのかなぁとか、割とおっかない事が自分の中の疑問としてずっとあるのは良くない状態だよなあと思わなくもない。それで良いのかなぁと言うか、そんなもんかなあ。なんだか怖いな。

 そうね、人が死んで俺が泣くのは俺はあと1回、ないしは2回だと思うよ。運がよければもう1回、更におまけがつけばもう1回は泣くのかも知れない。でもまあ、2回程度で終わるんだろうなとぼんやりと思ってる。俺がそのくらいで死ぬという意味と、泣くほど執着出来る対象は残った2人以上に増えないだろうという意味において。でもなあ。悼む事くらいは出来るし、それくらいはするよ、無意味な行為だけれど、意義がない訳じゃない。その碑を建立して、いつか振返るのは、自分にとっては大切な事だと、俺は思うよ。


 時折忘れた振りをするけれど、有った事は無かった事にならない。その事を忘れないために、時々思い出して目を閉じる。


追記
http://websunday.net/mezase/awarded/2005/prize0508.htmlのマベナ刑務所もそうだけど、一人の人間が内包している世界って、本当に面白いよな。その世界を知ってるのがその人だけだって事も。もっとその断片を見たかった。そこに在るのは独りよがりなひとつのサーガで、だからこそ商業ベースでは決して見る事が出来ない世界なんだ。本当に勿体ない。